幼稚園が合わなくて転園した。子どもが幼稚園へ行けなくなるまでのこと

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この記事では、幼稚園が合わないと感じて転園した経験談を書いています。

結果からいうと、転園させてよかったと満足しています。

転園までの幼稚園とのやりとりでは後悔も多く、あまりスカッとする内容ではありません。

この転園の体験談が、良い部分もわたしが後悔している部分も、同じ悩みを抱えている誰かの参考になればうれしいです。

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目次

幼稚園が合わないと感じて転園しました(体験談)

子ども

現在、子ども(5歳)は桑名市内の私立幼稚園に通っています。

2歳の時にプレスクールで通っていた幼稚園が合わないと感じて転園し、現在の園にプレスクールからお世話になっています。

くわなママ

転園後、現在の幼稚園に元気に通っていますよ。

転園前の幼稚園について

転園前の幼稚園
  • 私立幼稚園のプレスクール(2歳児コース)
  • 週1日通園、9:30~13:00(給食あり)、子どものみで過ごすクラス
  • 1クラス12人、担任3人

幼稚園のプレスクールとは、未就園児を対象にした幼稚園生活を体験する取り組みのこと。

入園の1年前から参加できる2歳児クラスに参加していました。

転園前の担任の先生

担任の先生たちの印象
  • A先生
    • クラスの責任者なのかは特に自己紹介で言っていませんでいたが、よく仕切り、他の先生に指示を出したりしていた先生。短気な性格。園長先生が教室に来ると、雑用もてきぱきこなす。
  • B先生
    • 第一印象は、気配りができてやさしい先生。わたしも子どもも、好きな先生でした。子は登園しぶりが始まるまではとても懐いていました。
  • C先生
    • あまり関わりがなく、特に印象のない先生。

プレスクールの先生は3名。どの先生も30代後半から40代前半の女性で、皆、お子さんがいらっしゃると自己紹介で話していました。

くわなママ

子育て経験があるとのことと、年齢的にも保育経験豊富な先生方なのだろうと思っていました。

子どもが幼稚園に行けなくなるまでのこと

子ども

プレスクール初日から泣かずに幼稚園を楽しむ

子どもがプレスクールに通い出したのは2020年。

この年の1月に、日本で初めてのコロナウイルス感染者が確認され、3月下旬から5月下旬にかけてコロナウイルス感染症が大きく流行。外出自粛要請および事業者に対する休業要請がありました。

くわなママ

その影響で、本来4月から登園できるはずだったのですが入園が延期になり、初めて登園できたのは6月でした。

子どもは、1月に行われた体験入園がとても楽しかったようで、「幼稚園、また行ける?」「幼稚園、いつ行ける?」と定期的に聞いてくるほど、幼稚園へ登園するのを楽しみに待っていました。

待ちに待った6月。もともと場所見知りや人見知りをせず、人と関わることが大好きな性格もあって、初日から楽しく幼稚園に通っていました。

「今日は〇〇をしたよ」、「給食、おかわりした」、「〇〇先生が〇〇って言ってた」と幼稚園から帰宅するとその日の出来事を楽しそうに教えてくれます。

くわなママ

家では大根と豆腐しか食べない超偏食な我が子。幼稚園では、完食したと聞いてびっくり!子どもなりに頑張っていたんですね。

このプレスクールが、子どもにとって初めて親と離れて過ごす場だったので、とても心配していましたが、一人でも立派に楽しんでいたので頼もしく感じたのを覚えています。

先生の言動に違和感を覚えることが続く

子ども

親も子どもも、きっと先生も、少しずつ慣れてきた頃、A先生の言動に違和感を覚えることが何度かありました。

違和感を覚えたA先生の言動
  • 円滑に保育を進めるために、子どもに嘘をつく
  • 2歳児に「泣かない子は優秀」と発言
  • 褒めるときに、他を下げる言い方をする

この園では登園するとまず、子どもたちが出席ノートにシールを貼る作業をします。

その日、いつもは人気があって遊べないおもちゃが空いていたので、出席ノートより先に子どもがおもちゃで遊びだしてしまいました。

「先にシールを貼りに行くよ」「シールを貼り終わったら、おもちゃで遊ぼう」と子どもに声をかけていたのですが、全く動いてくれません。

その様子を見ていたA先生が子どもにこう言いました。

A先生

このおもちゃは先生が持っていてあげる!先にシールを貼っておいで!

この言葉を聞いた子どもは、素直にシールを貼りに向かいました。

人気のおもちゃだったので、自分がシールを貼っている間に、他の子が遊び出してしまうかもしれないと、小さいながらに分かっていたのかも知れません。こう言ってあげれば良かったんだと、A先生の声かけに関心しました。

くわなママ

さすが、幼稚園の先生だな!

ですが、次の瞬間、A先生は子どもから預かったおもちゃを近くのテーブルにサッと置いて行ってしまいました。子どもは、まだシール貼りから戻ってきていません。

ちなみに、A先生は特に急いで対応しなければいけない事態が起きたとかではなく、その後は教室内を見渡しながら歩いているだけ。

びっくりしてしまってA先生に何も言えなかったのですが、わたしは急いでテーブルに置かれたおもちゃを取りに行きました。大人の言うことを信じてやりたくないことをやったのに、戻ってきておもちゃがなかったら悲しいですよね。

くわなママ

あまり子どもの気持ちを考えたり、想像することができない先生なのかな。

親が見ている時に平気で嘘をついていたので、普段からそういうことをしているのかも知れませんね。

他にも、こういうことがありました。

迎えに行くと、まず先生から保護者に今日の保育内容の説明があります。ある日のお迎えの時に、下記のようにお話ししていました。

A先生

このクラスはとても優秀!始めは泣いている子もいたけど、すぐに泣き止んで作業(お絵描き)ができました!

A先生

昨日のクラスは、最後までほとんどの子が泣いていて、何にもできなかったんですよー!お迎えの時間まで泣いているから、大変だったんですー!

すぐ泣き止んで優秀という言葉は、この時はあまり気にならなかったというか、先生の語彙が乏しくてこういう表現になったんだろうなと違和感を見逃していました。

くわなママ

優秀という言葉が悪いものだとは思わないけど、A先生は「泣かない=優秀」という考え方なのかな?

転園後の幼稚園との違い

転園後の幼稚園では、先生方がとてもよく褒めてくれますが、褒めるときに子どもに対して「優秀」という言葉を遣うことはなかったです。

結果だけではなく、頑張った過程を褒めてくださることが多いので、「優秀」という言葉は必要ないのかも知れません。

前日クラスのことに関しては、他の曜日の保護者の前で言わなくてもよいことなのではと、引っ掛かりを感じたのを覚えています。

くわなママ

前日クラスの保護者が聞いたら、嫌な気持ちになりますよね。

前日クラスに通っている知り合いママが、子どもの登園しぶりに悩んでいる話を聞いていたので、余計にモヤモヤしたのかもしれません。

先生も泣き続ける子どもたちを宥めるのは大変だったと思いますが、保護者がいないところで、先生同士で「大変だったね」と言い合えばいいことですよね。

みんな楽しく過ごせたことだけを報告すればよかったのに、褒める時に他を下げる言い方をする人なんだなと思いました。

A先生の言動に違和感を覚えることはありましたが、先生も色々な人がいるのは当たり前だし、あまり気にしていませんでした。

子ども同士のトラブル発生!先生の対応に疑問を持つ

おもちゃ

登園6日目、まだ慣らし保育期間のこと。

お迎えに来たわたしの顔を見て、子どもが今までに見たことのない怯えた表情をしました。

この表情をどう表現していいのか、よい言葉が見つからないのですが、今にも泣きそうで、不安げで、何かを言いたそうな。本当にこんな顔を見たのは、この時だけです。

顔には、涙と鼻水の跡がくっきり残っていて、大泣きしたことがすぐに分かる状態。おでこには血が付いており、手を見ると指と指の間が切れ血が出ていました。

転園後の幼稚園との違い

転園後に通っている園でも、年少の時は登園しぶりや転んでしまったときなどに、幼稚園で泣くことがありました。

ですが、先生から「今日は〇〇(泣いてしまった理由)で少し泣いてしまった」と教えてもらわなければ、その日、子どもが泣いたかどうか分からなかったです。

それは、泣いている時に一緒にいてくれたり、涙を拭いてくれる先生がいたからだということに転園してから気がつきました。

降園時に、顔に涙と鼻水の跡がくっきり残っていて、大泣きしたことが一目でわかる状態で帰ってきたことは、今の園では一度もありません。

帰りの会が終わると、すぐA先生がわたしのところへ来ました。

A先生

今日、おもちゃの取り合いをして、一方的にお友達を突き飛ばしたんですよ!

くわなママ

怪我をしているのに、一方的に??
子どもの怪我は、おもちゃの取り合いが原因じゃないのかな?

こちらも怪我をしているのに、一方的にとはどういうことなのかなと思ったのですが、子どもがお友達を押してしまったことは事実のようなので、ご迷惑をおかけしたことをすぐにお詫びしました。

A先生

前にも、こういうことがあったんじゃないですか?

くわなママ

いえ、初めてなのでびっくりしているんです。

以前にも、お友達を突き飛ばしたことがあるのではないかと聞かれ、この時が初めてだったので「初めてです」と答えると、A先生が少し不満そうな顔をしたのを覚えています。

A先生

本当ですか?!ほら、支援センターとか行った時にもなかったですか?

なぜか食い下がるA先生。わたしは、子どもがお友達を突き飛ばしてしまったことに申し訳ない気持ちでいっぱいで、先生が望んでいるであろう言葉を選んで返事をしてしまいました。

くわなママ

本当にそういうことはなかったのですが、今まではいつもわたしが一緒にいたので、子どもが一人の時にそういうことが絶対にないとは言い切れないです。

わたしのこの返答にA先生は満足をした表情をし、話を続けました。

A先生

今はコロナ禍で難しいかも知れませんが、支援センターとかに行ってお友達と上手に遊ぶ練習をした方がいいかも知れませんね!

A先生

あと、登園したときにおでこの怪我ってしてました?

くわなママ

してなかったですね。

A先生

そうなんですねー。気づいた時には怪我をしていたので、どこかに自分でぶつけたのかもしれませんね。とはいえ、保育中のことなのですみません!

くわなママ

いえ。(手の切り傷は、気づいてないのかな?見ていなかったのに、子どもが勝手に怪我をしたことにしようとしてる??)

先生は、目立つおでこの血には気づいていたようですが、指の間の切り傷には気づいていない様子

家に帰ってから確認すると、おでこは傷ではなく、指の切り傷から出た血が、顔を触った時におでこに付いてしまっただけでした。

A先生

叱ってる時は、本当に大泣きで大変だったんですよー!

くわなママ

いけないことなので、その場でしっかり叱っていただいてありがとうございます。

A先生

大泣きしながら「B先生がいい!」とも言っていたんですよ!B先生、やさしいから。

くわなママ

・・・そうですか。失礼なことを言ってすみません。

A先生は、叱ると子どもが大泣きして大変だったこと、「B先生がいい」とA先生を否定するような発言をされたことを不満に思っているようでした。

A先生

きつめに叱っておいたので、来週から幼稚園に行きたがらないかもしれませんねー。

最後にA先生は、来週から幼稚園に行きたがらないかもしれないと言っていました。

A先生の言葉通り、この日以降、登園しぶりが始まります。さらに、夜泣き、後追い、まばたきの回数が増えるなど、子どもの様子に異変が起こりました。

後悔していること

色々、思うところはありましたが、子どもがお友達を突き飛ばしてしまった申し訳なさから何も言うことができませんでした。

また、先生の話を全て信じてその場でその時の状況確認をせず、すぐに謝罪してしまったことも後悔しています。

もちろん、こちらも手を出しているので謝る必要はありますが、帰宅後、私たちだけが謝らなければならない事態ではなかったことが子どもの話を聞いて判明します。

先生は事実確認をせずに、一方的に叱りつけた?

子ども

子どもが幼稚園から帰宅しても不安そうな様子だったので、まずは落ち着かせようと思い、あえて幼稚園の話はしませんでした。おやつを食べて、一緒に遊んで、お風呂に入って、いつも通りに過ごそうと心がけました。

プレスクールの日、いつもなら、わたしが聞かなくても子どもの方から嬉しそうに幼稚園での出来事を教えてくれていたのですが、この日は何も言いません。

お布団に入る頃には、いつも通りの表情に戻っていたので、その日幼稚園であったことを聞いてみました。

くわなママ

今日は幼稚園で何して遊んだの?

子ども

・・・なにもしてない。

幼稚園の話をし始めると、表情が変わり、何も話したくなさそうにしていました。

くわなママ

お友達を押しちゃったの?

子ども

押した。

「お友達を押したの?」という問いには、すぐに「押した」と答えました。まだ2歳だったので、誤魔化さずに素直に話してくれます。

くわなママ

なんで、お友達を押したの?

子ども

痛かったから。

お友達を押した理由を聞くと「痛かったから」と言い、子どもは指の間の切り傷をわたしに見せました。現場を見ていないので、故意なのかは分かりませんが、お友達によって子どもの傷はできたようです。

くわなママ

先生の話を鵜呑みにして、一方的に子どもを叱らなくて本当によかった!

もちろん、子どもがお友達を突き飛ばしてしまったことはいけないことですが、ちゃんとした理由があって少し安心しました。

子どもには、「痛かったね。でも、お友達を押すのは何があってもダメなことだよ」「やめてほしい時は、やめてと言おうね」と伝え、なんで突き飛ばしたらダメなのか、突き飛ばされたらお友達やお友達のママやパパがどんな気持ちになるのかも話しました。

2歳にどこまで伝わったか分かりませんが、話をしている最中は、ちゃんと黙って聞いてくれていたので、大人が落ち着いて話せば、泣かずに最後まで聞けるようでした。

くわなママ

A先生は子どもの話を聞かず、一方的に叱りつけたのかもしれない・・。

子どもの話と先生の話が違うこと、子どもの指の怪我に先生が気づいていないことを考えると、A先生は子どもの話を聞かず一方的に叱りつけたのかもしれないと思いました。

くわなママ

お友達は、〇〇(子ども)が押しちゃったあと、大丈夫だった?どうしてたの?

子ども

先生が抱っこしてた。

お友達へのフォローは、先生がしてくださったようです。

くわなママ

先生が怒って、お友達は抱っこをしてもらって、そのあとはママが迎えに来るまで何してたの?

子ども

・・・・ひとりでいた。

わたしが迎えにくるまでの間、何をしていたのか聞くと、子どもは思い出したくなさそうな顔をして「ひとりでいた」と答えました。

一人でいたってどういうことだろうと、その後も色々聞いてみたのですが、もう思い出したくないようで、そのあとは何を聞いても「わからない」と答えるだけでした。

他の先生もフォローをしてくれたり声をかけてくれることがなかったということなのか、それとも、ひとりで別の場所にいたということなのかは分かりません。

わたしが迎えに行くまでの間、子どもは誰にも自分の言い分を聞いてもらえず、怪我の手当もしてもらえず、ひとりで過ごしていたのかと思うと、辛くなりました。

きっと、先に手を出したのお友達だったとか、手が痛いとか、自分の話を聞いて欲しいとか、言いたいことがたくさんあったんだろうな。2歳では、それを伝える言葉がまだ出てこないから、たくさん泣いて訴えたんだろうと思います。

「B先生がいい」という発言も、A先生を否定する意図はなく、いつも話を聞いてくれるB先生に助けを求めただけだったんだと思います。

子どもの登園しぶり。幼稚園へ行けなくなった

子ども

先生の言葉通り、翌週からプレスクールへ行くのを嫌がるようになりました。

園までは、大人の足なら歩いて10分弱で着きます。ですが、登園しぶりが始まってからは、1時間かけて連れて行くようになりました。

途中で子どもの大好きな電車をいっぱい見て、雨の日は水溜りで遊んで、寄り道をたくさんしながらなんとか幼稚園へ連れていっていました。

子どもの様子に異変が現れる

登園しぶりとともに、子どもに様々な変化がありました。

まず、家で少しの間でも一人でいることができなくなりました。

くわなママ

1歳の頃の後追いのような感じです。わたしのトイレにまで着いてくるようになってしまいました。

さらに、夜泣きも。もうすぐ3歳になる頃だったので、夜は通しで寝てくれるようになっていたんですが、夜中に泣いて2〜3回は起きるようになりました。

爪を噛む、瞬きが不自然に増えるという変化もありました。

先生に一度、叱られただけでこんなに子どもが変わってしまうのはおかしい、叱られた後の対応でストレスになるようなことがあったのではないかと考えずにはいられませんでした。

後悔!先生に話をしなかった

わたしは、子どもがお友達を押してしまった理由を先生に話さないまま、翌週もいつも通り登園させました。

話さなかった理由は、加害したのにクレームを入れる親だと思われ、騒ぎ立てると子どもに矛先がいくのではないかと思ってしまったため。

くわなママ

これから3年以上通う予定の幼稚園で、大事にしたくなかった。

結局、話さなくてもA先生の子どもへの対応が粗末なものになっていったので、ちゃんと話しておくべきでした。

先生に話していたら、これ以上、子どもがつらい思いをすることがなかったのかも知れないと考えると、今でも子どもに対して申し訳ない気持ちになります。

子どもへの対応が酷くなっていくA先生

子ども

家を出る前に大泣きして登園しぶりをするものの、幼稚園へは泣かずに頑張って通っていました。

慣らし保育期間中なので、泣いている子も多いなか、泣かずに過ごしている我が子は、先生からしたらあの日以降も変わらず幼稚園で楽しく過ごしているように見えたかもしれません。

なので、少しくらいキツい言い方をしてもいい子だと思ったのか、遠慮のない口調で注意されることが増えていきました。

くわなママ

(苛立った様子で)「ちゃんと、もつ!!!」って先生言ってた。

子どもから聞くA先生の口調は、いつも語尾が強くイライラしている様子が伝わります。

もちろん危ないことをしている場合は、強く叱ってもらって構わないのですが、子どもの話を聞いていると常にイライラしているように聞こえました。

この話を同じクラスのママ(子ども3人目をこの園に通わせている)に話したことがあるのですが、「慣らし保育期間中に、そんな幼稚園が嫌いになりそうな言い方するかなぁ。年長になるとかなり厳しいらしいけど。」と思い当たることがないようで信じられない様子でした。

わたしが何も言わなかったことによって、この親子には何を言ってもいいと思われ、子どもへの対応がどんどん酷いものになってしまったのかもしれません。

園長先生にこの話をした時も、「今、すぐに対応しないと危険なとき(例えば、子どもが窓から飛び降りようとしている)以外は、語尾を強くするようなキツい言い方で叱るようなことはない」とおっしゃっていました。園の方針ではないようです。(園長先生と話をしたときのことは、別の記事で書く予定です。)

くわなママ

園長先生は、A先生がどのような保育をしているのか把握していなかったんだなぁ。

子ども

A先生、お返事してくれない。

他には、「A先生、お返事してくれない」とも子どもが言っていました。どういうことなのだろうと思っていたのですが、夏休み明けの登園で目の当たりにすることになります。

この幼稚園では、9月の防災の日に合わせて、防災に関する絵本の読み聞かせをしています。その日は、久々に親も教室へ入り、絵本の読み聞かせを見学させてもらいました。

絵本は、A先生が読んでくれていました。

2歳から3歳の子どもなので、読み聞かせの最中に気になったことがつい口から出てしまう子も数人いました。

子どもたちが何か発言するたび、「〇〇だね」「そうだね」とA先生は相槌をうちながら読み聞かせが進んでいきます。

子ども

なんで、壊れてるの?

絵本の中の地震で壊れてしまったものを指差して子どもが聞きました。A先生は、こちらを見ていったん間を開けると聞こえなかったかのように読み進めました。

くわなママ

他の子には、相槌をしてくれていたのに・・。

時間内に終わらせなければいけないという事情があったのかも知れませんが、目の前で自分の子の発言だけ無視されて驚きました。その後、発言した子には相槌を打っていたので、相手を選んで態度を変えているんだろうと思わずにはいられなかったです。

親の目の前でこういう対応をするなら、子どもだけの時はもっと酷いのかも知れないですね。

やさしかったB先生の態度も変わった?

子どもの話だと、やさしかったB先生の態度にも変化があったようでした。個人的にこの出来事が、結構、辛かったです。

子どもはB先生にはとても懐いていました。

B先生は子どもたちがみんなで作業するときに順番待ちで一番、最後になってしまった子を気に掛けて「ちゃんと、待っていてくれてありがとう」と声掛けをしてくれるような優しい先生です。

そういう姿を何度か見かけていたので、わたしもとても良い先生だなと思っていました。

もともとA先生とは合わないと感じていたので、トラブル後も「あぁ、やっぱり、そういう人なんだ」という気持ちがありました。だから、何か言われても聞き流せるし「またか」と諦めたような気持ちでいることができていたんです。

B先生

今日は、お友達を押したり、危ないことはしなかったですよ!

あの日以降、迎えに行くとこちらが何も聞かなくてもB先生に「今日は、お友達を押したりしなかったですよ」と言われるようになりました。

わたしの気持ちに寄り添うつもりで言ってくださっていたのかもしれませんが、子どももわたしも好きだった先生に暴力を振るう子として子どもを扱われるのはとても辛かったです。

子どもは登園しぶりが始まってからも、B先生のことは好きでした。

泣いて「幼稚園に行きたくない」と訴えても、「B先生、待ってるよ」「幼稚園に行ったら、B先生に会えるよ」と言うと、家を出ることができていました。

ですがある日、同じように言うと。

子ども

B先生は、待ってないよ!待ってない!!!

「B先生は、待ってないよ!待ってない!!!」と怒りながら大泣きしました。

くわなママ

B先生とお話ししたりしてないの?

子ども

なにもしてない!!!

B先生が、以前のように子どもに声をかけてくれることがなくなってしまったということなのかは分かりませんでしたが、大好きだったB先生の話をしても怒って泣くようになってしまいました。

A先生が、わたしたち親子をよく思っていないのは態度で分かるくらいだったので、同じ教室にいるB先生の対応も変わってしまったのかもしれません。

子どもが信頼できる人が幼稚園には一人もいないということに、さらに不安が募っていきました。

転園を決意

子ども

転園を決めたきっかけは子どもの言葉

もう、親子で疲れ切っていました。

家では、夜泣き、後追い、赤ちゃん返りのような状態が続いていて、体力的にも精神的にもきつかった。毎日、猛暑の中、1時間歩いて幼稚園に連れて行くのもしんどかったし、そこまでして子どもが望んでいないことをしないといけないのかと、毎日、幼稚園のことばかり考えていました。

ある日のこと。突然、子どもがこちらを真っ直ぐ見て「〇〇(子どもの名前)、幼稚園、好きじゃないよ」と言いました。

目には涙が溜まっていましたが、泣かないように話そうとしているようで、ずっと真っ直ぐこちらを見ています。

いつもは、嫌なことがあると大きな声で泣いて騒いぐのですが、それでは伝わらないと思ったのかもしれません。

突然のことに、わたしがびっくりして何も言えないでいると、もう一度、「〇〇(子どもの名前)、幼稚園、好きじゃないよ」と繰り返しました。しっかりした口調で、ずっと真っ直ぐこちらを見たままでしたが、目からはポロポロ涙が溢れてきて、それでも泣かないように伝えようとしているように見えました。

2歳だったのですべて言葉で説明するのは難しい中で、誠意一杯の言葉だったんだと思います。

こんな姿を見たのは初めてで、こんな小さい子にここまで我慢させてしまったことを恥ずかしく感じ、無理に幼稚園へ連れていったことを悔やみました。

くわなママ

すぐに転園をしなかったこと、とても後悔しています。この時の子どもの顔は一生、忘れないと思う。

この時の幼稚園に対する気持ち

この時は、転園前の幼稚園に対して憤りはなかったです。

理由があったせよ、子どもがお友達を押してしまったことは事実なので。わたしも「お友達に嫌なことをされても、やり返してはいけない」ということを教えていなかったことを反省しました。

こちらにも落ち度があったのだから、ちゃんと反省して、「次の幼稚園で子どもが楽しく過ごせたらいい」とそれだけ考えていました。

さいごに

とても長くなってしまいました。

上にも書きましたが、幼稚園に退園すると伝えるまでは、こちらにも落ち度があったので、「退園できればいい」とだけ思っていました。

ですが、「退園したい」と伝えたあとの幼稚園の対応で、本当に関わりたくないという気持ちになりました。

くわなママ

次回の記事で、転園の意思を伝えた後の幼稚園の対応を書いていきたいと思っています。

現在の園の先生に確認しましたが、転園前の幼稚園では、思い通りにならないと暴力を振るう子として扱われていましたが、転園先(現在、年長クラス)ではそういったことは1度もないようです。

転園せずにいたら、何かトラブルがある度に加害する子として、我が子の責任にされていたかもしれません。合わない環境で頑張り続けなくて本当によかったです。

さいごまで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

・三重県桑名市で5歳の子供を育てるママ
・レゴランド大好き♪年パス所有!

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